事変

未来で会えるよ

2016年を現場で振り返ってみる

 
 
こんばんは。もう大晦日ですね。
皆様いかがお過ごしでしょうか。
私は2016年、全力というよりパタパタと小走りで駆け抜けたようななんとも生ぬるい感覚で、息切れも落ち着かぬままこの記事を書いております。
 
さて。では今年も、現場総括をやってみたいと思います。



1月

  • テニミュ山吹公演/メルパルク大阪
  • DNA-SHARAKU/シアターBRAVA!
 
年明け早々実家から抜け出し、テニミュを見ました。
前作のルドルフ公演が本当に面白かったこともあって、第一印象はパッとしなかった公演だったのだけれど、何度も見るうちに山吹中という学校を通してめちゃくちゃ面白い解釈を得られた公演だった。とーやくん(千石清純役)のキャラクター解釈がどツボで最高だったなあ…
DNA-SHARAKUは何度も見たらまた印象が変わるんだろうけど、1度しか見ていない私には「考えるな感じろ」系の作品に思えました。登場する1793年、2016年、2045年、2116年を表現するためにいろんな音楽が使われていたんだけど、テクノポップが一般化した現代でもテクノを聴くと近未来的に感じてしまうのが個人的には面白かった。2116年にはテクノはもう古びたものになっている可能性だってあるのにね。笑 個人的に小関くんは優しいけれど女心の全く分かっていない男の役を演らせたらピカイチだなと思いました。あの掴めない感じが。
 

2月

 
初めて念願のGロッソに行ったよ!朝から夕方まで素面公演を見て、そのままTDCホールでテニミュ見るスケジュールで行きました。素面公演とっても面白かった。大人の私が見ても入り込めたし、素直に感動してしまうほどアクションがとってもカッコよかったです。挨拶では秀弥くんがこういう場で話し慣れている雰囲気が出ていてきちんとまとめつつ、絶対に夢を壊さないお兄さんでいてくれるのが素敵だなと思いました。
そしてその後、初めてテニミュの本公演の大楽を会場で見ました。ライビュはライビュで好きなんだけど、ちょっと湿度の高めの繊細な空気の中見る大楽もめちゃくちゃ良かったです。また機会があれば見たいな〜。
 

3月

 
3月に劇団四季を初めて自分でチケット取って見ました。小学校の頃に芸術鑑賞でみた以来だったから約10年ぶりの四季。コーラスラインがすごく好きな演目だったからチケットを取ったのだけどやっぱり母音法の発声に苦手意識があるから、気になって仕方なかったなあ…
チームライブは1部にキャストのトーク・2部にキャラクターでのライブという新しい構成に変わって苦手意識も少し減りました。けど原作からのファン・キャストのファンが混在しているテニミュのファン全員が納得出来る成果は出せていないんじゃないかな。まだ課題が残されているような気がします。でも2部のライブに入る時の、キャストがキャラクターに変身する映像が戦隊や魔法アニメっぽくてすごくよかった。今後チームライブの構成が変わることがあったとしても、あの方式の映像はなんかの形でテニミュの未来に残してほしい。
 

4月

 
ハイステは実質再演という形だったけれど、蓋を開けてみるとパワーアップしているところもありつつ変に拗らせたなと思う部分もありました。opに緑のレーザーが追加されたのはめちゃくちゃよかった。あれがあるだけで、生身の肉体がフィギュアみたいに見えるのが面白かったです。
GEM CLUBは昨年のCLUB SEVENがあまり肌に合わなかったのもあってどうかな〜って思ってたんだけど、全く心配いらなかった。本当にショーエンタメとして完成された面白さだった。2幕の影絵を使ったパートがどストライクで、あーわたしこの舞台と結婚したい!って久しぶりに思いました。かっこよすぎる演出を見ると、そのときはドキドキしてても後になって何だか敵わない!って思えてきてムカついてきたりするんだけど(そもそも張り合っていない)これはもう素直にひれ伏した。それくらいよかった。
FLTは、大阪の最終日だけ行ったんだけど本当に行ってよかったと思った。「辛いこともいっぱいあったけれどそんな時はファンの皆さんの顔が浮かんで…」と最後の挨拶で声を震わせながら泣き出した秀弥くんを見て、好きな人にこんなことを言ってもらえるのはもうめちゃくちゃ幸せだし、この人を好きでよかったなってもう何度も思っていることをまた噛み締めることができました。
 

5月

 
ドリライ、あまりにも最高すぎて逆に記憶がないです。ほんとに。初日のこと、あんまり覚えてないんですよね。笑 会場が暑すぎたのもあるけど客席の熱力がハンパなくて、楽しさに身を任せて踊り狂っていたら終わった感じでした…次に行けたのが大阪楽で、横浜公演に行けなかったからそれが私の大楽でもあったんだけど、かずきくんの「またね!」ですっごく救われた気持ちになった。挨拶もあってみんな泣いてて寂しいな、っていう気持ちで終わりそうなところをふと思い出したように「またね!」なんて言ってくれるから、まだ次があるんだ、ここで終わりじゃないんだ、って先を見据えることができたような気がします。あれからまたね!とかバイバイ!とかは彼の持ち芸のようになってしまったけれど、わたしはこのドリライ大阪楽の「またね!」が一番好きで忘れられません。言わずにはいられない、って感じで。
 

6月

 

奨悟くんのアルバム発売イベントに行きました。インストアライブ初めてだったんだけど雰囲気よかったな〜これはアルバムの感想とも被ってしまうのだけれど、彼自身の新境地っていう感じがしました。特にアルバム3曲目の「オセロ」は彼の世の中の捉え方と比喩のセンスが歌詞に現れているのと、アレンジのカッコよさがめちゃくちゃマッチしていてすごく好きな1曲になりました。メジャーデビューも早く決まりますように!
 

7月

  • ソラオの世界/Zeppブルーシアター六本木
 
秀弥くん初主演舞台を観に東京まで行きました。他の方が演じた以前のソラオを観たことがなかったので完全に初見で行ったんだけど、観終わったあとになんだかふわふわした気分になって不思議な舞台だな〜と思った。そもそもブルーシアターに行くのが初めてだったんだけれど、会場全面真っ黒の中にスモークが焚かれていて何を見ても形がはっきりしなくて、油断すると呑み込まれそうで少しこわかったです。その感じも劇の内容にとっても合っていたのだけれど。劇の中でソラオくんが老人になるシーンは、秀弥くんの新しい一面を見れた気がしたし、これからもずっと新鮮だと感じる部分を見せてもらいたいな、やっぱり舞台で活躍する姿を見ていたいなって思ったよ。今後どうなるか全く予想できないけれど、その状況すらわくわくしながら見ていたいな。
 

8月

 
「KAJARA」は久しぶりの小林賢太郎作品!!ノケモノノケモノ以来かな、本当に楽しみにしてた。わたしラーメンズを好きになったのが現時点での最新公演「TOWER」の直後だったからラーメンズの公演自体はDVDでしか見れていないんだよね。ずっとずっと次回公演を待ってたら7年も経ってしまってた。だからやっと、小林賢太郎片桐仁が揃っているところを見られる!と思うとそれだけで嬉しくて。小林賢太郎作品は客層が本当に面白い。男女比半々だし、お上品なおじさまおばさま、サブカルファッションに身を包んだカップル、子連れ、OL2人組、理系男子って感じの人までいろんな人がいて、そのほとんどが終演後人が溢れかえるロビーで必死にアンケートを書いているのが他ではなかなか見られない光景だなあと思う。
作品自体本当に面白くてゲラゲラ笑ったんだけど、もう2人にとってラーメンズである必要はないのかもしれない、と目の当たりにしてしまったような気がした。ラーメンズが大好きでまた2人にしか作れないコントを見たいけれど、今作り上げたそれはもうわたしの望んでいるラーメンズではなくなってしまっているのかもしれないな、と思った。ラーメンズの公演を見れなかったことはわたしの一生の後悔になるかもしれないけれど、もうどうしようもないから墓場まで持っていこうと決意することができた公演でした。
そんでやってきました氷帝公演。この夏はこのために生きたと言っても過言ではない。汗だけにとどまらず鼻血を流しながら当日券並んだりした。関東氷帝のストーリー自体がとても面白いこと、8代目の卒業公演ということもあって青学の実力がピークを振り切っていたこと、氷帝のポテンシャルの高さ、山吹がバランサーとして優秀だったこと…いろんなパズルピースがかっちりとあっていて、結果的にかなり完成度の高い公演だったと思います。でもいつもと変わらず凝り固まることなく柔軟さもあって、見るたびに受ける印象がどんどん変化していくのが本当に面白かった。去年の恋ブロで三浦くんをはじめて知ったのだけれど、1年後メルパルクのセンターで跡部景吾として舞う彼を観ることになるなんて全く想像していなかったよ。ずっとテニミュに出て欲しい気持ちもあるけど、それがバレエダンサーになりたい彼にとってプラスになるのかな、と色々と考えてしまっていたから自分から役者としての道を選んでくれたことが本当に嬉しいな。これからが本当に楽しみ!
 

 9月

 
「歌姫」でまりちゃんをテニミュぶりに観ました。2.5次元時代をときめく黒羽麻璃央の活躍に触れることなくずっときてしまっていて、やっと見ることができたのがこの2.5でもなんでもない「歌姫」だったんだけど、脚本の上にまりちゃんの考えて作り上げたものが見えたから本当に観てよかったな〜と思いました。大好きな子達が若さと引き換えにどんどん実力と色気を身につけて行くのを見るのって楽しいね。20歳前後のキラキラしたオーラももちろん素敵だけど、30代になった彼らも早く見てみたいな〜。
テニミュの大楽は事故以外、良い意味で「いつも通り」だったのでもう特別語ることはないです。あの子達と出会えて本当によかったな。お別れはさみしかったけれどかずきくんが言っていた通り、ちゃんと未来で会えているよ。
 

10月

  • 恋するブロードウェイ
 
楽日に行きました。最高に楽しかった。私は矢田ちゃんにずっとRENTにエンジェル役で出て欲しいと思っていたので、矢田ちゃんがI'll cover youを歌ってくれたのが本当に嬉しかった。歌唱力はもともと尋常じゃなかったけど何より表現力がめちゃめちゃ増してて、今まで矢田ちゃんが出演してきた作品でどれだけ真剣に役に向き合ってきたかよく分かったし、彼のきちんとしたお芝居を見たくなりました。そんで次の恋ブロでは是非Today 4 Uを歌ってくれ!笑
三浦くんは去年の恋ブロではまわりの人を見上げてはにかんでいた印象が強かったのに、もうメンバーの中で2番目くらいに身長が高くなってしまっていたことにびっくりしました。喋ったり歌ったりしている姿もとっても可愛いけれど、彼が舞台上にいると「とりあえず踊っている姿を見せてくれ」って思ってしまうんだよね。そう思わせられる実力が凄いなと思う。大楽の日替わりで三浦くんがmy favorite thingsに乗せて有名な2.5次元ミュージカルに出ている俳優をあげていく場面があったのだけど、そこで彼は最後に「もう少ししたら…俺?」って発言していて、この子は本当に役者として生きていくつもりなんだろうなという覚悟を感じました。
 

11月

 
ハイステが最高すぎた!!!!漫画に出てくる台詞が降ってくるようなプロジェクションマッピングが追加されていたんだけど、それが読んでいるだけで詩的な言葉をじゃぶじゃぶ浴びせられる「ハイキュー!!」という漫画にめちゃくちゃ合ってる。「ハイキュー!!」には敗者の美学が一切手を抜かれることなく描かれていて、それが魅力だと思っている読者も多いと思うのだけれど、そこをハイステでもきちんと余すことなく出してくれて本当に嬉しかった。座長の須賀くんのおかげで常波と池尻くんが登場することになったらしいので彼には感謝しかないです。その結果試合数も多くなってしまったから駆け足にならないか不安だったんだけど、テーマを一貫して「烏野復活」に置いていたから綺麗にまとまっていたなあと思います。次回公演もほんと楽しみ。
 

12月

 
「Take me out!」好みの作品でした。だけどかなり難しくて、捉え方もひとりひとり違うだろうし、答えを作らず問題提起の部分で留めている作品なのかなって思った。章平さんをテニミュぶりに見たんだけど、わたしの知っている章平さんとは全く違う人のように見えました。こんな風に演じられる人なんだなって新たに知ることができたし、本当に芝居が好きなんだろうな〜って。秀弥くんはまあなかなか差別的な扱いをするような人の役だったんだけれど、自分の信念を曲げないところはめっちゃ秀弥くんに似てるなと思った。キャストクレジットはどういう意図であの順番になっているんだろう…
クリスマスイブの夜には「RENT」の来日公演を見ました。RENT自体が24日夜9時に始まる物語なんだよね。そんな日に合わせてチケット取る人なんて本気のRENTHeadしかいなくて、会場の雰囲気も日本じゃないみたいだった。RENTは一貫したテーマがある作品というよりはいろんな問題が複雑に絡まり合って抜け出せない登場人物たちの群像劇だから、何かが少し変わるだけで全体への影響が大きく出る作品だと思っているんだけど、ここまで新しい発見ができたのは初めてだったかも知れない。エンジェルの可愛さの根幹みたいなものを見つけられたのも大きかった。一生忘れられない経験になったと思います。
そして六角公演。一度見たばかりでまだあまりきちんと言及出来る感じではないんだけれど、新青学もきっと好きになっていけるんだろうね。これからが楽しみ。
 
 

まとめ

去年までは自分の好きなものに対してのスタンスなんてうまく言葉にできなかったし、なんというか遠くバラバラに置かれたいろんなものを自分から掴みに行くような感覚で楽しんでいたような気がするんだけど、今年の秋あたりから意識的に、舞台に限らず自分が好きなものは自分の中で明確に価値を見出して大事に並べておくようにしました。それがいいのか悪いのかはまだわからないけれど、自分を構成しているものが何かちゃんと分かるようになったし、言葉にもしやすくなった気がする。すでに好きなものを深めていくことと視野を広げて新しいものを受け入れるだけの余裕を作るバランスってかなり難しい気がするけれど、絶対どちらの目線も捨てることなく持って生きていたいな。
 
今年もお世話になりました!来年もよろしくお願いいたします。
ではよいお年を!