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事変

未来で会えるよ

青学8代目に寄せて

 

 氷帝公演大千秋楽、そして青学8代目卒業おめでとうございます。

いろいろとあったけれど、何とか最後を迎えられて良かった。そんなホッとした気持ちと少し寂しい気持ちの中に8代目に対しての感謝がぎゅっと詰まっている、不思議な気分です。本当に彼らには色々な感情にさせられたんだけど、そんなこと思ってたなあって未来の私が笑えるように、ちゃんと書き留めておこうと思う。

 

 過去のブログの記事でも書いているんだけど、私は7代目がすごく好きでした。というか今でも変わらず好きだし、これからもずっとずっと好きだと思います。そこにはとても大好きな人がいて、大切な思い出があって、忘れたくないものが数え切れないくらいたくさんありました。そんな7代目が卒業して現れたのが「青学8代目」で。正直、最初はあまり真正面から向き合えていなかったなーと思います。ごめんね。新しい子達が現れることによって、覚えておきたい景色が上書きされてしまうのが怖くて。気持ちの整理をつけるのに不動峰公演の期間丸々使うくらいの時間がかかってしまいました。しかも私はテニスの王子様の原作に思い入れがあるとかではなく元はミュージカルが好きでテニミュを見るようになった人間で、評価する上で音楽的な部分がかなり大事だったから8代目の歌を最初に聞いたときは「ちょっとダメかもしれないな…」と思っちゃって。今だから言える話だけど。笑 だけどこういう風にしたいんだろうな、こういうことを目標にして作り上げていっているんだろうなっていうことがびしびしと伝わってきたのも事実で。そのときに私もニューウェーブに乗って、みんなの目指すものが具現化した未来を見たいなあと思った。だから私は少しつらくても後悔しないように最後まで見届けようと覚悟を決めて、昨日の大千秋楽まで見続けてきました。

 会えてよかったと思う。最初から最後までリアルタイムで応援することができたのは8代目が初めてで、2年前大好きな人たちが卒業して「テニミュを見続けることはできないかもしれない」って一瞬でも思った私に、これからもテニミュを見続けることを決断させてくれたのはあなたたちでした。昨日の氷帝公演大千秋楽、「ALL FOR TENNIS」と歌うみんなが美しくて、ここまでついて来て良かったと本気で思った。不安な気持ちでニューウェーブに乗ってたどり着いた先に最高なものを見ることができました。みんなと一緒じゃなきゃ見られない景色だった。本当に本当にありがとうございました。

 

そして財木琢磨くんへ。

 本当は一人一人に書きたいんだけど永遠に終わらなくなってしまうから、どうしても書きたい財木くんについてだけ。財木琢磨くん、本当にありがとう。ずっとこの2年間、財木くんの演じる手塚を「ひでやの次の手塚」という偏見を持って見たくはなかったから目の前にいる手塚部長だけと向き合おうと自分なりにすごい頑張ったつもりです。笑 昨日の氷帝公演大千秋楽のS1の試合、事故があったからそれと関連して捉えられちゃうかもしれないけれどそれだけじゃなくて、手塚部長が負けるのが辛いって、負けたところを見たくないって今回の公演で初めて思いました。もう何度も見ている展開なのに気づけば「手塚部長負けないで」って心の中で叫んでいて、その途端2年前の夏に感じた、喉のあたりが詰まるような苦しい感覚がぶわっと押し寄せてきていました。

 怪我をする財木くんの手塚部長に、ひでやが演じていたファントムを打ち続ける手塚を重ねたりなんてしなかった、ただ自分がまた同じ気持ちを持って応援しているという事実にびっくりしながら、「ああ、財木くんがひでやの後に手塚部長を演じてくれて本当に良かったな。」とはじめてそのとき、心から思っていました。最初財木くんは特別何かに秀でていたわけではなかったし、ブログとTwitterを見ている限りすごい変な子だったから困惑したけれど、そのお茶目な裏側には誰にも見せていないものがあるんだと実感させられっぱなしの2年間で。どんどん上手くなる歌に、どんどん増す存在感に圧倒されていたらあっという間にさよならのときが来てしまったような気がします。ひでやから引き継いだ手塚国光を、きちんと次の世代に渡してくれてありがとう。最初財木くんは自分のことを「手塚とは性格が真反対」って言っていたけれど、真面目で努力家で少し頑固でかっこいい財木くんは手塚国光によく似ていたと思うよ。

 

 みんなが見せてくれた景色が上書きされることなんてないって私は2年間で身を持って知ることができました。私は次のニューウェーブに乗って別の場所へ行くことを選ぶけれど、今後どこかでお目にかかる機会があればそのときはまた別の景色を見せて欲しいな。

 そのときまでばいばい。